速玉大社の摂社、神倉神社へ行きました。
場所は、速玉大社から近く、和歌山県新宮市にあります。
熊野三山 速玉大社の摂社 神倉神社ってどんな処？？
新宮市の神倉山の頂き断崖の上に鎮座し、そこへ行くには源頼朝が寄進したと伝えられる、
急勾配の鎌倉積み石段538段を登らなければいけません。
歴史は古く、熊野大神が一番最初に降臨された聖地とされております。
御神体ゴトビキ岩が断崖の上に刺さるかのようにあり、このゴトビキ岩の
自然信仰が始まりと考えられています。
下の街からもゴトビキ岩が良く見え、自然信仰が始まった事もうなずけます。
熊野大神が最初に降臨した土地、、、
強烈なパワースポットです！！！
実際に神倉神社へ！！
神倉神社は新宮市の街中にあり、少し道が分かりづらいです。
駐車場とトイレが入口にありますので、車でも安心です。
この橋を渡ると、神倉山に入ります。
世界遺産です！！！
神武天皇紀（日本書紀）に「天磐盾に登りて」と出ているそうです。
自分も同じ場所に立てると思うと、、、たまりません！！
さあ、源頼朝が寄進した鎌倉積み石段の始まりです！！
見上げる様な石段が続いています。。。
最初の石段はかなり急な勾配が続きます。
しかも、霧雨が降ってきました。。。
歓迎されてる？？されてない？？
石段で滑れば、転げ落ちそうな勾配です。細心の注意を払って、いざ！！
少し登ると途中で諦めて、引き返す方とすれちがいました。
「自信のない方は無理をしない方が良い」と思える石段が続きます。
しばらく、急な石段を登ると不意に勾配がゆるくなります。
周りは静かで、鳥の鳴き声が響いています。
まだまだ登ります！！
のんびり、石段を踏みしめながら行くと遂に辿り着きました。。。
神秘的です！！大きな岩肌が見えています！！
この門が噂の。。。
雰囲気に圧倒されながら「参拝させて頂きます！！」
石段の風景からはガラリと変わり、大きな岩の一部が露見していて不思議な
雰囲気です。。。
先に進むと、、、
ゴトビキ岩です！！
ものすごい迫力！！なんでこうなったのか！！
パワフルな雰囲気に圧倒されます！！
拝殿からは新宮市と海の景色が広がっています。。。
下の街からも拝殿とゴトビキ岩が見える事でしょう。
熊野大神が最初に降臨した場所。。。
納得です！！！
日本最古の火祭り「お燈祭！！」
神倉神社では日本最古の火祭り「お燈祭」が毎年2月6日に行われます。
この火祭りに参加できるのは男性のみ、彼らは上り子と呼ばれます。
上り子は一週間前から精進潔斎し祭に備え、祭りの当日には上り子達白装束を
身にまとい、腰に荒縄を巻き、手には松明を握り石段を登って拝殿に行き門を閉じます。
その数はおよそ二千人。。
午後７時、祝詞奏上の後、まず迎え火大松明に火が灯され上り子達の松明に
火がまわされます。
その後、門が開いたと同時に、松明を握りしめた上り子達が急な石段を駆け下ります！！
その光景は、火の龍が石段を滑り降りる様に見え、「下り龍」と称されています。
上り子達は、御神火をいただき、それぞれの家庭にお祀りするという、
重要な神迎えの神事だそうです。
感想・まとめ
現在は速玉大社の摂社となっている神倉神社ですが、
速玉大社ができる前には、この神倉神社が重要な神社であり、
昔は下の街からはゴトビキ岩が良く見え、そこで自然信仰が始まり
皆が神の降臨した場所と考える様になりました。
何よりもゴトビキ岩の大きさと異様な存在感に圧倒されました。。
森羅万象の神がいる日本。
「自分も自然の一部である事を忘れずに生きて行きたい」と、そう思える
良い体験でした。。。
