熊野三山へ行ったら、是非寄ってほしい場所。。
楠木の巨木、引作の大楠!!
物凄い大きさに、圧倒されます!
巨木、引作の大楠とは??
場所 : 南牟婁郡御浜町引作456(引作神社境内に生えている)
大きさ:幹周り15.7m、樹高35m
樹齢 :1500年
1935年、県の天然記念物に指定。
以前は「阿田和の大楠」と親しまれていましたが、1991年に「引作の大楠」
と改名されました。
巨木引作の大楠、過去に伐採の危機が・・!!
かつては、大楠の他に7本の杉も生えていたのだが、明治末期の1911年に
神社合祀いわゆる神社の整理の為に、これらの木を伐採する事になった。
当時でこの大楠には800万円の値段が付いたという。。
その話を、南方熊楠(博物学者、生物学者、民俗学者)が知り
その頃の官僚、柳田國男(民俗学者、官僚)に働きかけ、楠木だけが
伐採を免れたという。。
南方熊楠は自然保護運動の先駆者としても知らている。
当時、神社合祀(神社の整理)によって鎮守の森(神社に不随する森)が
伐採されるなか、反対運動を起こし貴重な自然を保護してきた。
引作の大楠の他にも和歌山県の神島も伐採から救い、県の天然記念物に
なる様に申請し、1930年に県の天然記念物と指定されている。
実際の引作の大楠は??
「なんだこのデカさは!!」
車で近づいて行く時に、すでに規格外の大きさである事に気付きます。。
あまりに大きすぎて、不思議な感じさえします。。
とても写真では伝わる気がしませんw
前から見ても大きいのですが、、奥行き?はこの2倍くらいあります。。
熊野にも大きく太い木がありましたが、、ずば抜けて太いです!
木肌に顔を近づけると、楠木特有の良い匂いがします。
引作の大楠を見た感想。。
太くてデカい!!
大きさに畏怖し、神聖な物も感じました。。
伐採を免れたと言う歴史が有りますが、実際にこの木を切ると考えると
恐ろしくて、自分では絶対に切りたくはありませんw。。
伐採されてしまった周りの杉が生えていたら物凄い迫力だった事でしょう。
きっと土地の持つ力が、大きく育てたのかもしれません。
森羅万象の神様がいる日本、これからも丈夫に大きく生育していって
頂きたいと思いました。