引き続き過去に登った、南アルプス 仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳の記録を紹介します。
前日、仙丈ケ岳に登り、北沢長衛小屋にてテント泊。。
今日は甲斐駒ヶ岳をピストン予定です。。。が!!
登り始めてすぐに事件が・・!!
南アルプス2日目、 甲斐駒ヶ岳登山の行程。
北沢峠⇒仙水峠⇒摩利支天⇒甲斐駒ヶ岳⇒双子山⇒長衛荘⇒北沢峠
甲斐駒ヶ岳をピストン、その後芦安駐車場へ
所要時間:6時間半(登山)、バス(1時間)
南アルプス、2日目 甲斐駒ヶ岳登山!!
早朝3時起床!!
昨日、8時前に寝てしまった為、ご来光登山の準備をする人達の
物音で目が覚めてしまい、、
寝袋でもぞもぞと、、
「まだ3時だよ~、もう少し寝かせてくれ~」
「ビニール袋の音がうるさいんだよ~、静かに準備してくれ~」
思っていると、もぞもぞがもんもんに変わって、、、
「うるさいから、もう起きよう!!」
朝食をさっさと済ませて、テントを張ったまま、軽荷で4時出発!!
辺りはまだ真っ暗でヘッドライトを頼りに歩きます。。
(真っ暗なので、画像が無くてすいません。)
思っていたよりも、ご来光登山をする人が多く、列になって歩く事に、、
「せっかくソロで来たのに、なんで知らない人たちのパーティーに
挟まれながら歩かないといけないのか。。」
不満を抱きつつ歩いていると、、あれ?、、道の感じがおかしい、、
浮いた石が多すぎないか?
立ち止まり、高度計と地図で確認、、、
やっぱり、この列の先頭が道を間違えてる!!
先頭集団に「道、間違えてるぞ!!」と大声で知らせると、
伝言ゲームの様に、先頭に伝わりヘッドライトがこちらを振り返る。。
間違えて、登山道の横にある谷を登っていた様で、先頭は50m程上に、、
少し経つと、ヘッドライトが引き返してきたので、一安心。。
周りの人には、落石が来るから離れた方が良いと伝え。。
「良くここを登山道だと思って登ったなぁ、、こんな所で迷うなら
暗いうちに歩くなよ!!」と一言お見舞い。。
さあ、気を取り直して先に進もう!!
おや?ハプニングのおかげで、自分が列の先頭になってしまったw
振り向くと20人くらい、列になっているw
仙水峠までくると明るくなってきました。。5時30分
ここでヘッドライトをしまい、後ろの列の人達を別れを告げて
ペースを上げます。。
しかし、朝曇りで期待のご来光は見えませんでしたw
駒津峰に近づいてくると、朝曇りが嘘の様に晴れてきました。。
摩利支天まで一気に登ります!!
本当に剣が刺さってるー!!
武士の神様、勝利の女神、摩利支天さま!!
ご挨拶させて頂きます。。
摩利支天への道が、浸食されて危ない為。
終始一人の状態でした。
甲斐駒ヶ岳から突き出ているので景色も最高!!
昨日登った、仙丈ケ岳が前方に広がっています。
ぼ~っと、しばらく休憩してから山頂へ行きます。
甲斐駒ヶ岳山頂、8時30分到着!!
標高2967m!!
以前、黒戸尾根からチャレンジして、途中で蜂に3ヵ所刺されてしまい断念。。
やっと、来ることが出来ました。。
山頂の向こう側には、八ヶ岳が広がり、、赤岳が突き出ています。
左側には、富士山を背にした鳳凰三山!!
手前には、先程寄った摩利支天!!
前方には、北岳!!
右の稜線からは鋸岳!!
仙丈ケ岳に劣らず、甲斐駒ヶ岳の山頂も360度、最高の絶景!!
素晴らしい、、気持ちいい。。。
空いているスペースで、おにぎりを食べながら、ただただ景色に見惚れます。。
そろそろ山頂も混雑してきたので、下山開始!!
駒津峰を越えて双子山方面へ行きます。。
振り返る度に、「カッコイイなぁ~、良い山だなぁ~」
二子山からは紅葉した、森の中を進み、
見上げると綺麗に紅葉した木々が揺れています。。
周りには、原生林。。
後ろ髪を引かれつつも、長衛荘へ。。
のんびり歩いて来たので、長衛小屋に着いた時には12時に。。
2回目の昼ご飯を食べて、、撤収!!
2日目の感想。。
今日は、早朝に起こされて出発したものの、道を間違える集団と
一緒に登る事に、、しかもご来光が見られないという、、w
しかし、甲斐駒ヶ岳は外から眺めても、山頂に登っても素晴らしい山でした。
なかなか、タイミングが合わずに登っていなかったのですが、
もっと、早く登っておけば良かったと思いました。
登山道は、山頂付近までは安全??しっかり道を外さなければ登り易いです。
しかし、山頂付近は花崗岩が剥き出しになっているので滑る危険があります。
有名な山ですが、疲れ切っている時は危険な場所です。
滑れば、引っかかる様な物も無く滑落してしまいます。
チャレンジする方は、山頂付近で気を引き締め直して登って下さい。。
今回、道から外れてしまったパーティーに遭遇しました。
私はソロで登る事が多いので、登山道の感じ、雰囲気をいつも気にしています。
人が歩いていない所は、浮き石が多く、植物がストレスなく上に伸びています。
遭難すれば、色々な人に迷惑をかけ、沢山の人に心配をかけます。。
列の先頭ならなおさら、列の中でも、一人でも、責任を持って登山をする事を
心がけましょう。
自分でも、再確認できた出来事でした。。